作曲家一覧




JA / EN

Georges Pfeiffer

(1835年12月12日 - 1908年2月14日)

ジョルジュ・プファイファー(Georges Jean Pfeiffer, 1835-1908)は、フランスのピアニスト・作曲家。ヴェルサイユ出身。父エミール(Émile Pfeiffer)はピアノ製造者で、母クララ(Clara-Virginie Pfeiffer, 1814-1904)はカルクブレンナー門下の傑出したピアニストであった。プファイファーは母からピアノを学び、マルダン(Pierre Maleden, 1806年生)やダムケに作曲を師事した。

プファイファーは、演奏家としてデビューするとたちまち熱狂的に迎えられた。1862年には、サル・プレイエル=ヴォルフで開かれた演奏会にて《ピアノ三重奏曲 Op.14》や喜歌劇《キャプテン・ロッシュ Le capitaine Roche》(Op.19)などの作品が披露され成功を収めた。同年には、セント・ジェームズ・ホールにおいて《ピアノ協奏曲第2番 Op.21》を演奏し、当時万国博覧会に沸いていたロンドンでのデビューを飾っている。

プファイファーは、父と同様、プレイエル=ヴォルフ社の協力者としてピアノの製造にも携わった。また、作曲家協会(Société des Compositeurs de Musique)の副会長・会長も務めている。

プファイファーは、多数のピアノ曲の他、喜歌劇《キャプテン・ロッシュ》(Op.19, 1862)、オペラ=コミック《鉄床 L'enclume》(1884)、オペラ=ブッフ《包括受遺者 Le légataire universel》(1897)等の舞台作品、交響曲(Op.31)、交響詩《ジャンヌ・ダルク Jeanne d'Arc》(Op.43)、3つのピアノ協奏曲(Opp.11, 21, 86)、ピアノ三重奏曲(Op.14)、ピアノ五重奏曲(Op.41)、ヴァイオリンソナタ(Op.66)、チェロソナタ(Op.28)など幅広いジャンルの作品において手掛けた。また、批評家として『ヴォルテール Le Voltaire』誌に寄稿もしている。

  1. フェティス等によればショパンにも師事した。(F. J. Fétis『Biographie universelle des musiciens』 第7巻 p.21)
inserted by FC2 system