作曲家一覧




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Cornelius Gurlitt

(1820年2月10日 - 1901年6月17日)

Cornelius Gurlitt

Österreichische Nationalbibliothek より 加工・転載

コルネリウス・グルリット(Cornelius Gurlitt, 1820-1901)は、ドイツの作曲家。アルトナ出身。カール・ライネッケの父親であるルドルフ・ライネッケ(Rudolf Reinecke, 1795-1883)に音楽を学んだ後、コペンハーゲンでヴァイセ(Christoph Ernst Friedrich Weyse, 1774-1842)とクールレンダー(Bernhard Courländer, 1815-1898)に師事した。

グルリットは、1864年にアルトナの中央教会のオルガニストとなり、1874年にはプロイセン王室の音楽監督に任命された。その傍らハンブルグ音楽院で教鞭も執っている。

作品は多岐のジャンルに亘っており、喜歌劇《ローマの壁 Die römische Mauer》(1860)および《ラファエル・サンツィオ Rafael Sanzio》、4幕からなる歌劇《シャイク・ハッサン Scheik Hassan》(未上演)、序曲、弦楽四重奏曲、ピアノ三重奏曲、ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、歌曲、ピアノ曲などがあるが、今日では初級者向けに書かれた教育的なピアノ小品によって名が知られている。

グルリット一族は多数の芸術家を輩出した家系であった。コルネリウスの兄のルイ(Louis Gurlitt, 1812-1897)は風景画家として知られている。また、その孫マンフレート(Manfred Gurlitt, 1890-1972)は作曲家・指揮者であり、後半生は日本で活動している。

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