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Edouard Wolff
(1816年9月15日 - 1880年10月16日)
エドゥアール・ヴォルフ(Edouard Wolff, 1816-1880)は、ポーランド出身のピアニスト・作曲家。ワルシャワ生まれ。ザヴァツキ(Zawadski)という音楽教師にピアノの手ほどきを受け、1828年にはウィーンへ行きヴュルフェルに師事した。その後、1832年にワルシャワへ戻り、ショパンの師でもあるエルスネルに作曲の指導を受けた。
1835年にはパリへ行き、演奏家・作曲家・ピアノ教師として高い評判を得た。演奏旅行でフランスの地方都市やドイツ等へを赴いたのを除き、終生そこで暮らしている。
ヴォルフは、作品番号にして333に及ぶ作品を残したが、その多くが2手または4手のためのピアノ曲である。他には、ピアノ協奏曲、ベリオやヴュータンと共作したヴァイオリンとピアノのための二重奏曲などがある。作風は、同郷出身の友人であるショパンからの影響が強く感じられる。
兄がヴァイオリニスト、弟がピアニストとして名声を博したヴィエニャフスキ兄弟は、ヴォルフの甥である。
作曲家名の別表記: | Edward Wolff |
作品番号 | タイトル |
Op.109 |
夜想曲とロマネスカ
Nocturne et Romanesca |
Op.165 |
歌唱形式による2つのマズルカ
2 mazurkas en forme de chansons |
Op.173 |
3つのポーランドの歌
3 Chansons polonaises |
Op.311 |
オーヴェルニュの思い出, ブーレ
Souvenir d'Auvergne, Bourrée |