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Carlo Andrea Gambini
(1819年10月22日 - 1865年2月14日)
カルロ・アンドレア・ガンビーニ(Carlo Andrea Gambini, 1819-1865)は、イタリアのピアニスト・作曲家。ジェノヴァ出身。ベヴィラックア(E. Bevilacqua)という人物に師事し、1830年代末からピアノ作曲家として名が知られ始めた。初めは当時の流行であるタールベルクやデーラーの作風を模倣したが、後に《12の練習曲 Op.36》や《ピアノ三重奏曲第1番 Op.54》のような作品において、より古典的な書法に回帰することもあったという。後年、ガンビーニは故郷ジェノヴァにおいて獲得したある地位によって、その地方の楽壇の指導者的存在として知られるようになった。
ガンビーニは、ピアノ曲のみならず様々なジャンルにおいて作品を手掛けた。4作の歌劇、劇的交響曲《クリストフォロ・コロンボ Christoforo Colombo》、ミサ曲、カンタータ、室内楽曲などがある。
- 《12の練習曲 Op.36》の出版譜(1841年, Milano: Ricordi)の表紙に「E.ベヴィラックア氏に、彼の生徒C.A.ガンビーニによって作曲・献呈された composée et dediée à Mr. E. Bevilacqua par son élève C. A. Gambini」と献辞が記されていることから判断される。
- F.J. Fétis 『Biographie universelle des musiciens』 第3巻 p.396
- 具体的にどのようなものなのかは情報が得られなかった。
作曲家名の別表記: |
作品番号 | タイトル |
Op.36 |
12の練習曲
Douze Etudes |